こんにちは、OGのヨシカワです。
今回は、実際の
活動について。
観世会は
能楽部です。
能楽部とは、
能をやるクラブです!
と言っても……じゃあ、
具体的には何をするのか?ということについて、
すぐにイメージが湧く人って、実は少ないんじゃないか?と、
最近、やっと気付きました……orn(今頃かよ)
やってる側からしたら当然のことなんだけど、
外からみたら、分かりませんよね。
だからといって、このブログにあるトップの画像みたいに、
(昨年、南山大学が「能」羽衣を出した時のもの)
面つけて舞うの?難しそう~なんて、
敬遠しないでくださいっ!!普段、お稽古してるのは「
仕舞(しまい)」という、
能一曲の中から、一部分だけを切り取った略式の舞で、
これは、着物袴で舞います。
面と装束をつけて一曲全部を舞台で舞う「能」は、
一つの大学で数年に1回できるかどうか、というレベルです。
ちなみに南山の実績だと、一曲全部の「能」をやったのは、
ここ最近?では2001年、2008年、2013年のはず……
違ってたらすみません。あと、これより前にももちろんあります。
なので、
気軽に始められます。
もちろん、「能」をやりたいっ!と
意欲溢れる方も大歓迎です♪
あ、3、4年生から始める場合、進学予定か留年覚悟でないと、
「能」は難しいかもしれません^^;
仕舞は大丈夫です。
それと、仕舞+舞+お囃子という、仕舞より少し大がかりな
「舞囃子(まいばやし)」という発表形式もあります。
こちらなら、3、4年生スタートでも曲によっては何とかなるかも。
というわけで、まずは「仕舞」の説明から。
といっても、言葉で説明するのが難しいのですが……
YouTubeに動画があったのでご紹介。
※舞台に出ていらっしゃる方々は、南山観世会とは関係ありません。
動画をUPされた方が舞われているようなので、
ブログでご紹介する分には、問題ないかと……
ちなみに、ニコニコ動画にはこんなのがありました♪
※実際の舞台は、着物袴です。
※舞台には、足袋じゃないとあがっちゃダメです。
以前、名古屋能楽堂でのイベントで、ドアラが土足であがっていたそうですが……
その写真をよく見たところ、舞台の床板が違っていたので、
舞台の上に、板っぽく見える敷物があったんだと思います。※野外舞台だと、マイクを使うこともありますが、能楽堂では地声です。
※後ろで謡っている人達(「地謡(じうたい)」というコーラス部隊)も扇を持ちます。
と、いうワケで「仕舞」はこんな感じ。
シンプルに、
舞と謡(うたい)のみ!しかも、短い!
(ちょっと長めの曲もありますが……最初習うのは短いものからなので、ご安心を)
最初は、舞の基本的な型を覚えるために、みんな同じ曲を
練習しますが、
その次は、「仕舞が」初心者向きの曲の中から、ある程度は選べます。
(曲によっては、謡いが難しいものとかあったりします。)
例えば勇壮な感じが好きだったら、動画の曲『鶴亀(つるかめ)』。
これは、楊貴妃を寵愛したことでお馴染み、玄宗皇帝の舞です。
女性的なものがよかったら、『紅葉狩(もみじがり)』とか
『草子洗小町(そうしあらいこまち)』かな。
『紅葉狩』は、男をだまそうとする鬼女の舞なので妖艶な美女、
『草子洗小町』は、絶世の美女小野小町の舞で、
華やかで凛とした美女って感じです、多分。
もっとコミカルで面白いものを……ということなら、
『猩々(しょうじょう)』がおすすめ。猩々というのは、赤ら顔の酒の精で、
千鳥足で歩く型なんかもあります。
ちなみに最初は、全員『熊野』という曲。
熊野、といっても古道でもなければ
重巡洋艦でもありません。
これは「ゆや」と読む、女性(
美人さん♪)の名前です。
あ、後ろで謡うコーラス部隊は専門パートではないので、
他のメンバーが舞うときは、謡ってくださいね。お互い様ってことで。
もう少し慣れてくると、
源平の武将とか
源氏物語の女性とか、
もっともっと、いろんな曲から選べますよ!
面つけて一時間近く舞うのは大変そうだけど、仕舞だったら、
あなたにも出来そうな気がしませんか?ボカロにだってできる(←それはちょっと違う)んですから、
人間のあなたなら、
練習すればできるようになります!
是非、南山観世会へ!!
これでも大人しめに書いたつもりのヨシカワでした。
チェック