南山大学観世会Blog

名古屋にある、南山大学の文化系クラブ 観世流の能楽部です ★新入部員募集中★

2013-01-02-Wed-15-52

羽衣の詞章を読み解く(3)

1月5日に出す能「羽衣」を少しでも楽しく観ていただくために
能の詞章をちょっとだけ取り上げて解説したいと思います。

羽衣を解釈する一助になれば幸いです。
参考文献:日本古典文学全集『謡曲集一』小学館

素人の解説ですので、誤りなどあるかもしれませんが
大目に見ていただけると嬉しいです^^;

羽衣のあらすじはこちらのサイトをご覧ください。
the能.com 演目事典>羽衣


-------------------


その3【キュートな菩薩さま】

「南無帰命月天子、本地大勢至。」


現代語訳:
月世界の天子、すなわちその本地の
大勢至菩薩に、帰依し、礼拝いたします。



羽衣の中間部の見せ場「クセ」(地謡に合わせてシテが舞う場面)が終わり
「和合之舞」(笛の旋律に合わせて舞う場面)の直前のシテ(天人)の謡です。

ここでシテは座って合掌をしながら
大勢至菩薩に帰依するという意味で舞を舞うことを祈念します。

「南無」という言葉はサンスクリット語の「namas(ナマス)」や
仏典に用いたパーリ語「namo(ナモ)」の音訳で
「帰命・帰依(信じて寄りすがる)」という意味を表します。

お経で「ナンマイダー」と言っているのは
「南無阿弥陀仏」=阿弥陀仏に帰依します
ということなんですね。

ここまで偉そうに書いてはいますが、
シテのくせに最近まで意味がよく分かっていないまま
謡っていたことをここに懺悔いたします


ところで「大勢至菩薩」ってどんな菩薩なんでしょうね?
先輩は「顔が丸くてかわいい菩薩さまだよね」とか言ってましたが...

ということでグーグル先生に聞いてみました。


智慧の光を持って一切を照らし衆生が地獄・餓鬼界へ落ちないように救う菩薩さま。
像の特徴としては、宝冠の前面に勢至菩薩の場合は水瓶を付けることが多いということだそうです。
(以上ウィキペディアより)

画像は下のリンク先を参照してみてください。
http://www.buddha-hi.net/re/thread-34640-1-1.html

確かにかわいらしいお顔をなさっている...
水瓶がついている様子も窺えますね。


とりあえず、帰依するというからには 
和合之舞を神聖な気持ちで舞わないといけなさそうです。

できるかしらん。

関連記事


チェックブログランキング・にほんブログ村へ

COMMENT

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

TRACKBACK

http://nkanze.blog.fc2.com/tb.php/146-064692e4