南山大学観世会Blog

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2012-08-11-Sat-21-40

青陽会@名古屋能楽堂

部員3人で能を観に行きました

今日は青陽会。

南山でお世話になっている先生が
能「田村」のおシテをされるということで
ご招待していただきました


青陽会 番組

能「田村」
能「鐵輪」
狂言「竹の子」
仕舞




今回は田村について書きます。

田村の主役(=シテ)は坂上田村麻呂

平安時代に活躍した武人で、
蝦夷を討伐したことでよく知られている人ですね



能の前半では、箒を持った童子(前シテ・田村麻呂の化身)が登場。
都を訪れた僧(ワキ)に清水寺の建立の謂れや近隣の名所を教え、
春の清水寺の桜や景色を楽しみ舞います。

後半は一変して、武人の田村麻呂(後シテ)の霊が現れます。
田村麻呂はかつての戦の功績を話しその勇ましい有様を見せ、
それが観音の仏力であるとたたえます。



「田村」は武人の登場する修羅物の中でも
勝修羅と呼ばれ、勝利を収めた武人を主役とします。

勝修羅は他に「屋島」「箙(えびら)」しかなく、
修羅物の演目のほとんどが負修羅に分類されます。



修羅物はストーリーのパターンがだいたい決まっていて、
武人の幽霊(シテ)が修羅道(死後もずっと戦い続けなければならない世界)での
苦しみを訴えながら舞い、最終的に成仏して消えて行くというものが多いです。

ですが、「田村」ではそういった場面はなく
前半は春の景色の華やかな描写をし、後半はかつての戦の勢いを示していて
全体的にさっぱりとして勝戦の勇壮さが感じられるように思いました。



個人的には修羅物ってあまり好きではないのですが
この演目は見どころがはっきりしていて、
後味も良く素直に楽しむことができたと思います。

演能時間も1時間程度でおさまっていたので
初心者でも楽しむことができたのでは、と思います。



今日はおシテもお囃子方も若い先生方がされていたので
エネルギッシュな舞台だったなぁと思いました(笑)



それにしても観音様パワーすごい。

(「田村」謡キリより)

・・
あれを見よ不思議やな。味方の軍兵の旗の上に。
千手観音の。光をはなつて虚空に飛行し。
千の御手ごとに。大悲の弓には。
知恵の矢をはめて。一度放せば千の矢先。
雨霰とふりかゝつて。鬼神の上に乱れ落つれば。
ことごとく矢先にかゝつて鬼神は残らず討たれにけり。
ありがたしありがたしや。
・・


千手観音様に矢を放たれたら
ひとたまりもありませんね


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