南山大学観世会Blog

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2012-02-19-Sun-00-50

関西観世花の会@名古屋能楽堂

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関西観世花の会の公演を拝見しに伺いました。
女性シテ方が舞い、地謡も全て女性で構成されているお舞台でした。



番組

能「羽衣 彩色之伝」「小鍛冶 黒頭」
狂言「梟山伏」
他に舞囃子・仕舞




羽衣の小書「彩色之伝」は最も重い小書だそうで、普段は使わない橋掛りを使って、天人の舞の広がりを感じさせる演出になっているのだそうです。囃子も序之舞が盤渉(バンシキ)調に変わるなどの変化があるそうです。

羽衣の能はポピュラーなだけあって私も何度か拝見したことがありますが、今回観た羽衣はいつもより華やかな感じがしました。囃子が盤渉調に変わったあたりから華やかさが増して、天人の舞の美しさを感じられるお舞台でした。




小鍛冶の小書「黒頭」は、通常ではシテの鬘が赤なのが黒に変わることで位が高くなるそうです。
シテの前野師は名古屋大学観世会で教えていらっしゃる先生で、今回初めてシテをなさっている舞台を拝見しました。

狐を連想させる敏捷な動きが印象に残っています。女性のシテながら謡の声が勇ましく、とても格好良く感じました。
個人的にはワキ方の飯冨雅介師が格好良かったなぁと..毎回思いますが(笑)惚れ惚れします本当に。

小鍛冶は仕舞で地謡に入ったことがありますが、能で通して観ると謡の流れがわかっていいなと思いました。
仕舞では「神體時の弟子なれば。小狐と裏にあざやかに。」というシテ謡から始まるのですが、仕舞だとあまりピンときていなかったのが、能を観たら流れがわかって「あぁなるほど~」という感じでした。




狂言の梟(フクロウ)山伏は、何かに憑りつかれた弟の加持祈祷を、兄が山伏に頼みますが、
弟だけでなく兄や山伏までも憑りつかれて梟のような声を上げてしまうというようなストーリーです。

「ブルブルブル....ホーッホーーウ!」の連鎖にめっちゃ笑いました。

ワキ正後方にいたので、演者さんが幕に入っていく直前の「ホッホーウ」を全部間近で見れて良かったです!
子方のフクロウ可愛かった~



他には大槻文蔵師の仕舞「道明寺」がすごく印象に残っています。
大槻先生のお舞台をずっと拝見したいと思いつつ今まで機会を逃してきてしまったので
今回拝見することができて良かったです。

運びがすごく綺麗で、型が洗練されていて、本当に素敵だなぁと思いました。
次はぜひ能で舞っていらっしゃるのを拝見したいです!



能を観に行ったのは今年に入ってから初めてだったので、久しぶりに楽しめました
能楽鑑賞仲間もできたし...嬉しいです



※能の演目のリンク先は、羽衣・小鍛冶ともに「the能ドットコム」の演目事典になっています。
 いつもお世話になっています!!

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